始まりました「J'sCafe」。第1回目の今回は『胃捻転』について勉強しましょう!
Vol.1 胃捻転
おなかの膨満感
- 犬の胃捻転は突然発症し、胃がねじれることからショック状態に陥り、
放置すると数時間で死亡してしまう緊急を要する疾患である。
- 胃捻転は、脾臓と胃へ分布する血管と共に胃全体が時計回り、
または反時計回り方向に90度から360度ねじれるものまである。
- 程度にもよるが胃の入り口である噴門と出口である幽門が閉塞するため、
胃内はガスと胃液が時間と共に充満して異常に膨満する。
- 原因
- 胃内に停滞するガスまたは液体の増加および胃の流出障害。すなわち胃アトニー、食後の過度の運動などが起因する胃拡張がおもな原因である.
このほか、種々のストレス、食餌や水の過剰で急激な摂取もその発生に関与している。
- 特徴
- この病気は、大型犬や超大型犬に多く、遺伝的要因も考えられている。
また、あらゆる年齢で発症し、雄に多い傾向がある。
- 症状
- 一般に食後1~4時間以内で腹部が膨満してくる。
嘔吐の姿勢をとっても吐物が出ない状態が続き努力性呼吸、
チアノーゼで可視粘膜が白く退色し脈圧が低下するなどショック症状を起こす。
※ そのまま治療せず放置すると数時間で死亡する。
「イラストでみる犬の病気」より抜粋
Piccolaおばあさんの考察
我が
Dog&Communication Club Piccolaの
Golden・Doodleも
Golden・Retrieverと
Standard・Poodleの血を受け継ぎ、体系的にも多く発症する犬種と言えます。
この病気をよく理解し予防に努め、そして、もしもの時に備えてくださいね!
予防としては、
運動の前後で呼吸の正常でない時に食餌・水を過剰に与えない様にしましょう。
たとえば、トリミング室や病院、ドッグラン、オフ会など犬が普段の生活より緊張や興奮・過度な運動など、いつもよりストレスをかける様な時は要注意です!!
犬の状態をよく観察し把握する事。
もし胃捻転が疑われたら、1分1秒でも早く救急処置~整復手術を施してあげる事が大切です!!